落語協会お囃子、恩田えりのブログです。寄席囃子の話とかとか。


by erioneesan
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ガス

おはようございます。

ツイッターのフォロワーさん方から
リクエストがありましたので。

以下「ガス」の由来です。


7月9日だったかと。

その日は
某師匠宅にお中元を届けようと
早めに起きまして。

お腹がすいていたので
卵を茹でることにしました。

茹でてる間にシャワーを浴びて、
上がったら先輩から電話がかかって来て、
気がついたら出かける時間でした。

急いで着替えて家を出て、
師匠宅に向かいました。
師匠はご在宅で、
無事お中元を渡せました。

安心したらまたお腹がすいて来ました。

鈴本昼席の入り時間まで30分あったので、
上野広小路の交差点で
「富士そば」か「日高屋」か
迷っておりました。

すると、「日高屋」の看板が
グワーッと私に迫って来ました。
なんだなんだ?と思ってよくみると、
そこには茹で卵が写っておりました。

私はそこで初めて
ガスを消していないことに気が付きました。

急いでタクシーを拾い、
車内から119、
「すみません、ガスを点けて約2時間、
火が回っているかもしれないので
見に行っていただけませんでしょうか」
「わかりました」

それから夜席担当の後輩に
「緊急事態で昼席間に合わず、
代演よろしく願いたい」
「わかりました」。

2件の電話をすませて
「台所に何があっただろか。
油置きっぱなしだったから
まずあれに引火してるな…」
ぶつぶつ独り言を言っておりました。

家に着く3分前に消防士さんから
「確認しました。火は出てませんよ。
ガスの元栓閉めました。
あと何分で着きます?」
「ありがとうございます!」

すると、それまで黙っていた運転手さんが
「どうでしたか!!」
「大丈夫でした!」
「よかったーっ!!!」。
見ず知らずの人にいらぬ心労をかけてしまいました。

家に着くと、
昼時のせいで大勢のサラリーマンのやじ馬、
大きい消防車と消防士さんを運ぶ大きいワゴン、
4階の廊下には消防士さんが10人ほど
ズラリと並んでいました。

恥ずかしさを堪え
「私です!」と手を挙げながら
やじ馬を掻き分け4階に向かいました。

「火出てませんから、自分で開けてください」
恐る恐る開けると、
硫黄の臭いが鼻をつくと同時に
まだチロチロと点いている火が目に入りました。

「ガス切って!」
「はい!」
「換気して!」
「はい!」

消防士さんに指示されるまま動きました。

「新聞紙ありますか?」
消防士さんらが土足でチェックするので、
床に敷いてください、ということでした。

新聞を取っていないので
代わりになる紙を探しているうちに、
少し冷静になって来ました。

台所の壁と床は、
爆発した卵の破片で満ちていました。
6つのうちの4つが散り散りに、
残りの2つは土鍋の中でススになっておりました。

「ボヤにもなってませんから火事扱いにはしませんが、
出動したので写真を撮らせてください」
と台所回りを写した後、
消防士さんは一言残して帰っていきました。

「残念だったね、茹で卵食べれなくて」


私は戒めのために、
玄関の窓に「ガス」と書きました。
そして携帯の待ち受けにもしております。




以上、
ツイッターアイコン ガスの由来
の一席でございました。
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by erioneesan | 2011-02-19 10:59 | いろいろ | Trackback