落語協会お囃子、オンダエリのブログです。寄席囃子の話とかとか。


by erioneesan
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

<   2006年 06月 ( 3 )   > この月の画像一覧

このところ、「タモリ倶楽部」以外にもよく観るテレビ番組がありまして。

「ROCK FUJIYAMA」というロック音楽番組でして。
毎回、ロック好きなゲストが好きな曲を鼻唄で歌って、
それをレギュラーの
元メガデスのマーティ・フリードマンさんと
元すかんちのローリーさんが当てっこをしたり、
ゲストとマーティさんがイントロクイズをしたり。

で、「ロックミーツザライジングサン」というコーナーがありまして。
このコーナーが私にとってはメインなんです。
なんというか、その、いつもじっくり見入ってしまうんです。

マーティさんが「日本の音楽は演歌や民謡も全てロックだ」と言い張って、
何でもロック調で弾いてみせるという。
無理矢理といえば無理矢理なんですが。
先月ドンパン節をロック調でやってましたけど、うー・・・むー・・・って感じでしたし。

私ら寄席囃子も、本来は三味線で弾かないような曲を無理矢理弾く機会が多いので、
そういう部分でこのコーナーには非常に親近感を覚えるのです。

それに、音楽で真面目に遊んでてかっこいいなあ、とも思うのです。

音楽で真面目に遊ぶには、やはり素養が必要なんです。
いや、真面目に遊ぶには、何だってそれなりにそうでないと楽しくならないんですけど。

あと、これはこのコーナーに限ったことではなくて、
しかもこの番組に限ったことでもないんですが。
マーティさんもローリーさんも楽器が体の一部になってる感じがすごくするんです。
ホントに鼻唄のように何でもすぐ弾いてしまうのがすごいな、と。
ポーズじゃなくて、ギターがないと本当に死んじゃう生命体みたいな感じがいいなあと。

鼻唄のように・・・体の一部・・・か・・・。練習しよー。


補則:すかんちを、逆から読むと、なんとやら。
[PR]
by erioneesan | 2006-06-24 10:33 | Trackback

野崎

ちょっと西の方に旅してまいりました、おんだです。どうも。ただいまです。

10日間行ってたんですが。
プロだというのに未だに腕に自信がないので、
気が向いたときにいつでも練習できるように
むっちゃん(六つ折れ三味線)を連れて行きまして。

で、何を練習曲に使っていたかといいますと。

まず、「米洗い」。
これは寄席囃子の基本中の基本ですが、難曲でして。
以前にも記しましたが、この曲の弾け具合でその日の調子やサボり程度がわかります。
ピアノで言うところの「ハノン」の後ろのページの方にある難しいやつ、みたいな感じです。

次に、「禿(かむろ)」。
これは義太夫でして。グレート、ではありませんよ。ほほ。

義太夫というのは、もともと・・・これどっかで説明してますよね。
二月の「トッチンチンチン・・・」を読んでくださいませ。。。

で、「禿」なんですけど、この曲は義太夫といっても景事物(お祝い系)なので、
基本的には台詞もありませんし、オオオオオーーーー(泣)とかってのもありません。
10分ちょっとの軽い曲でして。
ちょうどお稽古で習っている曲なので、練習してまして。

三曲目が、「野崎村」。
これも義太夫でして。お稽古中の曲です。
こちらはれっきとした、台詞ありのオオオオオーーーー(泣)系です。

このお話、正式には「新版歌祭文(しんぱんうたざいもん)」といいまして。
「お染久松」とかいうと、なんとなく聞き覚えのある人もいるかもしれません。
江戸中期に実際に起こった、恋仲にあった男女の心中事件を基にしたお話でして。
「野崎村」というのは、そのお話の中編の部分を指します。

寄席囃子で「野崎」というと、
この「野崎村」と呼ばれる中編の最後に出てくる曲を指しまして。
かご屋さんが久松を乗せていくシーンなんですが。
えっほっえっほっ、って感じ。
三味線の聴かせどころなんです。連弾でね、いーい曲なんです、これが。

で、今、東京では使っている人がいません(上方では桂春団治師匠が使用中)。
なぜかといいますと。
すごい名人といわれた落語家が使っていたからなんですね、多分。
恐れ多い、ということなんでしょう、きっと。

八代目桂文楽、という人なんですけど。
知りませんかね。知りませんよね。
普通に生活していたら全く要らない知識ですから。
私も昔は知りませんでしたし。

しかし、寄席の世界ですと、神様に近いんです。
なんてったって名人といわれる人ですから。はい。

で、少々やっかいなんです、今。
お稽古で習ってるんですが、寄席のと違うんです。
正確には、寄席の「野崎」がオリジナルからちょっと離れてるというか。
全然違えば違うものとして覚えられるのですが、
90%一緒であとの10%が違うというのが、やっかいなんですな。
ついつい弾き慣れてる方に指がこう・・・行ってしまうんです。

まあしかし、10日間ずっとしてたわけじゃないですが、
けっこう集中して練習できたので、何とか抜け出せそうです。

しかしまたここで問題が発生するのです。
オリジナルを体に染み込ませると、
今度は寄席バージョンを弾くときに「あああああーーー!!!」ってなります、多分。

誰も使ってないんですけどね、出囃子には。
地囃子には使っているんですよ、曲芸の方々が。
独楽が糸を渡る時、鞠とバチを使った時などなど。
1人で弾いてる分には構わないのですが、先輩と連れ弾きの時はね・・・
あー・・・くわばらくわばら。。。。。
[PR]
by erioneesan | 2006-06-19 07:32 | 地囃子 | Trackback

ワールドカップ

なんか盛り上がってますね。
でも今日は村上さんの方が話題ですよね。

このところ、紙切りのお題によく出ます。
村上さんじゃないですよ。

2,3年前までは「オーレーオレオレオレー」とか弾いてても、
まあしょうがないやって感じだったのですが。

今年はさすがに「古すぎるだろー、それは」という雰囲気が
楽屋中に広がるようになりまして。

そこで最近弾いているのが、「アイーダ」であります。
どうしてあの曲がマスメディアで採用されているのか
その経緯は全く知りませんが。
寄席で弾いてもまあまあ許される選曲のようでして。
たまに「今の何?」って聞かれたりしますが。

ここでけっこう重要かつ大変なのは太鼓なんです。
太鼓は基本的に前座さんのお仕事でして。
余裕があるときは「こう叩いてください」と伝えますが、
とっさで伝えられないときも往々にしてあり。。。

私らは自分で考えて弾き始めますんで、
間違えさえしなければ何の問題もない。
しかし、前座さんは瞬時に機転をきかせてあわせなくてはなりません。
太鼓が得意な人ばかりがいるわけではないので、
ちょっと申し訳なかったりするのです。

3拍子は特に難しいようで。
「私を球場に連れてって」(大リーグ選手が出たときに使います)とか
「スケーターズワルツ」(荒川静香選手など)とかとか。

ですから、3拍子のときはなるべく「3拍子で!」と叫ぶようにしてます。
まあ、余裕ないんで、なかなか言えませんが。。。

太鼓の前座さん、いつもすみません!!!
[PR]
by erioneesan | 2006-06-06 01:56 | 紙切り | Trackback