落語協会お囃子、恩田えりのブログです。寄席囃子の話とかとか。


by erioneesan
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盛り上がってますね。WBC。
ルールがよくわかってないので、
6勝もした韓国が気の毒で手放しで喜べないんですけど。

それにしてもこのご時世、なんといってもスポーツが一番ですな。
ドラマあり、スリルあり、感動あり。
大衆の心をつかんで放しません。

てなわけで、スポーツが盛り上がると、
紙切りに反映されるわけです。
紙切りの師匠は日々ご苦労が絶えないと思われ・・・。

私らお囃子は
紙切りの師匠がお客さんのリクエストに応えて切っている時に
一緒に弾いているわけでして。
少し余裕があるときは
「やっぱりすごいよなあ!瞬時に形考えて切っちゃんだもんなあ!国宝級だよなあ!!!」
とか思ったりして弾いていたりするのですが、
たいていは全く余裕がなく。

相撲とか野球とかだと、
「相撲甚句」とか「コンバットマーチ」とか
お囃子にとっては馴染んだ曲なので楽なんですけど。

今冬、整骨院を繁盛させた「イナバウアー」なんかだったりするとですね。
「スケーターズワルツ」とか弾いてみたくなったりするわけです。
(※「トゥーランドット(誰も寝てはならぬ)」は、練習してみたのですが
音と音の間隔が広く、聞いている人にわかってもらえそうにないので弾いてません)
「スケーターズワルツ」は間合いもよく、音階も難しくないのですが、
本番で初めて弾くものはどんな曲でも緊張するのです。
師匠の手元を見て感心している余裕はないのです。トホホ。

そして、今日はきっと「WBC」だな、と。
「イチロー」だったら「私を球場へ連れてって」とか弾いちゃえばいんですが。
早いとこ定着してくれて、テーマ曲なんかできてくれるといんですが。
もしかしてもうあるのかな。知らないだけか。
勝ったら「君が代」とか流れるのかな。

あ。球審デービッドソンから違う人になってたんだ。よかったよかった。
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by erioneesan | 2006-03-21 14:36 | 紙切り | Trackback

「米洗い」がー!!!

なんと!「タモリ倶楽部」で使われたのでした!!!
わーい!やったーい!

何年も毎週かかさず観ておりますが、
寄席囃子を聴いたのは初めてだったもので。

いやぁ。ホントに嬉しかったなぁ。

「米洗い」はですね、米を磨ぐさまを表わした曲なのです。
主に太神楽の地囃子として使う曲でして。

おっ。やっとでたでた。地囃子。
地囃子はですね。地に流れているお囃子、BGMです。
太神楽をはじめ、独楽や手品などの時にずっと弾く曲でして。
曲芸が引き立つようなテンポのよい曲が多いのです。

それはそうと、「米洗い」。
難しいんですよ、これがまた。
シャカシャカ磨いでる感じで早く弾かないとなんですが、
なかなか手が回らない。
研修時代(国立劇場に研修所があります)、
「米洗いは大事な曲だからしっかり練習するんだよ」
と、講師として来ていた先輩が来る度来る度言っていたほどです。
ちゃんと弾けると
「アタシってば今日は相当体調いいんだ」
と思ったりします。

そうそう。
「米洗い」が「タモリ倶楽部」でどのように使用されたかといいますと。
「下仁田ネギを食べながら下ネタを語って一杯呑む」
という回の、
「江戸小噺」のBGMとして、でした。

ちなみにその小噺。
八百屋の娘に惚れた男が・・・松茸・・・という内容でした。

「米洗い」ってやっぱり寄席囃子の代表曲なんだなぁ
と、しみじみ思ったのでした!祝!
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by erioneesan | 2006-03-12 02:26 | 地囃子 | Trackback

鯉つかみ

ひとつの曲が頭の中をぐるぐるしていることってありますよね。

ここ数日のそれが、「鯉つかみ」。
ホントにぐるぐるしすぎてしょうがないのです。

先日、国立劇場に歌舞伎「当世流小栗判官」を観に行きまして。
最後の幕で、主役の二人が天馬に乗って空に昇っていくのです。
その時のBGMが、
ドンドンチンチンチンチリリンチン・・・・・・
この「鯉つかみ」。

正式名称は「滝合方」だそうで。
歌舞伎で「鯉つかみ(新世紀累化粧鏡)」という演目があって、
そのクライマックスで使う曲なので、俗称「鯉つかみ」だそうです。

小気味いいんですよ。
鯉が滝をぐんぐんのぼっていく感じがすごく出ている曲なのです。
実際に鯉が滝をのぼるって見たことないんですけどね。
きっとこーんな感じなんだろうなあ、と頭に映像が浮かんでくる。

大好きなんだよなあ、わくわくするんだよなあ。
それでもって大好きな義太夫三味線が三挺で連弾きですよ。
宙乗りそっちのけで楽しんでました。

天馬に乗っての宙乗り場面でなんで「鯉つかみ」?なのですが。
「のぼっていく」つながりなのだろうなあ。と。

落語協会では林家うん平師匠、
落語芸術協会では瀧川鯉昇師匠が出囃子にしています。
上方では故桂吉朝師匠がかつて出囃子にしていたようです。

いや、ホントにいい曲ですよ。
これ作った人、私かなり尊敬してます。どなたか知りませんが。

と、これだけ褒め称えたから
当分ぐるぐるしないでくれるだろうか・・・
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by erioneesan | 2006-03-11 02:21 | 出囃子 | Trackback