落語協会お囃子、恩田えりのブログです。寄席囃子の話とかとか。


by erioneesan
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収束って何 1

3月1日午後。東京地裁103法廷。

午前10時からすでに始まっている
『福島原発被害東京訴訟』の『原告尋問』というのを傍聴しに行きました。

普段は傍聴券が必要なんですが
この日は長丁場の尋問なんで、なんでしょうか
傍聴券必要なし、出入り自由、というスタイルでした。

静かな法廷に入ると
女性がすすり泣く音だけが響いていました。

「この原発がなければ…
ずっとこの先も…
楽しく暮らせました…」

津波に住まいを奪われ
東京で避難生活を続ける女性でした。

申し込みの資格がある、いわき市公営住宅の土を取って測定したところ
20万ベクレル/平米、基準値4万ベクレル/平米の5倍の放射線量だったそうです。

「恐ろしいです。戻りたくても戻れません。
親しい間柄の神社や、榊を取りに行っていた山林の線量も非常に高いです」

いわき市内で娘さん2人と3人で広いお屋敷に住んでいた女性は今
新宿区内のアパートで娘さん1人と2人暮らし。
家賃は免除ですが来年の3月で打ち切りだそうです。
そして、今のアパートの広さは、以前のお屋敷の一間分という狭さ。

「今まで充実した生活をしていたのに
72歳になってゼロから知らない土地で生きなくてはならないのか」

今の暮らしはどうですか?という
原告側の弁護士さんからの問い掛けに
女性の重く悲しい言葉が返ります。

最後に裁判所へひと言どうぞ、と促された女性は

『いわきで生まれ育ち、いわきで働き
充実した生活していたのに
原発で滅茶滅茶になってしまった。
この先どうなるのか。
国や東電は【自分や自分の家族がなったら】と考えて
責任を取ってほしいと思います』

重く、はっきりとした口調で答え、退席されました。


(つづく)



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by erioneesan | 2017-03-10 08:00 | Trackback