落語協会お囃子、恩田えりのブログです。寄席囃子の話とかとか。


by erioneesan
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なすとかぼちゃ

寄席に来ると、誰かがたまに
あごにかけた手ぬぐいを頭のてっぺんで結んで
「なすとかぼちゃ」という踊りを踊っています。

♪背戸のなァ 段畑で なすとかぼちゃの喧嘩がござる
 かぼちゃ元より いたずら者だよ
 長い手を出し なすの木に絡みつき
 そこでなすめが 真っ黒なって 腹を立て
 そこへ夕顔 仲裁に入り 
 コレサまてまて まてまてかぼちゃ
 色が黒いとて 背が低いとて なすの木は 地主だよ
 オラやそなたは 店借り身分 
 人の畑に入るのは 無理じゃ無理じゃ
 奥州街道で かぼちゃのつるめが 垣根を壊して
 大家が腹立つ 大工が喜ぶ 十日の手間賃 どうするどうする 面白や♪

で、なすとかぼちゃってね。夏の野菜ですよね。
だから、夏の踊りかな、ってずっと思ってたんですけど。
正月に踊ってる人もいるし。
二月に踊ってる人もいるし。
三月も四月も。。。

このごろ季節感がなくなったとかってよく嘆いてる人がいますけど、
寄席もうるさいようで案外無頓着です。

ちょっとしたグチです。

で、この歌詞なんですけどね。
幕末に「踊りが面白いから」って流行ったらしいんですけど。
「色が黒くて背が低い」っていうのは、確実に馬鹿にされてしまうんだな、と。
色が黒いからってのもどうかと思うのですが、
背が低いって。。。
あの頃の人たちって、圓歌師匠なんか目じゃないわけですよね。多分。
すんごいちっちゃいわけでしょ。
でも、ちっちゃい中でもさらにちっちゃい人がいて。
で。地主だろうがなんだろうがそういう奴は嘲笑の対象ってことなんですかね。
反権力主義の唄ってことなのかな。
でも色が黒いってことは、それなりに労働しているってことだよな。。。
ただのジグロ?ジグロってことを馬鹿にしたかったのか?うーむ。。。
誰が作ったのかな。。。

まあ、そういう唄をですね、唄いながらですね。
この歌詞に該当するような風体のお客さんに聞き取られてないといいなあ、
なんて思っていたりするわけです。はい。
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by erioneesan | 2006-04-28 00:41 | 踊り | Trackback