落語協会お囃子、恩田えりのブログです。寄席囃子の話とかとか。


by erioneesan
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はて面白き

こんばんは。

今日は霊験亀山鉾の千秋楽
最前列で鑑賞した記念品として
かわら版と、水よけのビニールをいただきました。
かわら版はともかく
水よけなんてものは自分で用意してくるもんだと
故・永源遥選手とバラモン兄弟に教育されてきたので
至極感動いたしました。

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ところで。
左隣に
何度も水筒やらコーヒーやら
やたら飲み物を飲む女性が座っており。
彼女が飲み物を取るために屈むたびに
ガサゴソガサゴソと物音がし
彼女が飲み物を飲むたびに
水筒やらコーヒーカップやらがいちいち視界に入ってきます。
非常に煩わしい。
どうしても水分をこまめに摂取しなくてはならない
というタイプの飲み方では明らかになかったので
幕間に
「芝居中に飲み物を飲むの控えていただけませんか?」
と小声で丁寧に申し上げると
「何言ってんの!この女!」という形相で睨みつけてきました。
その形相は、近年稀に見る、酷く醜いものでした。
向こう隣の連れの女性が「どうしたの?」
「何でもない」という醜女を挟んで
「あの、飲み物を飲まれると視界に彼女の頭が入るんです」と、伝えると
「ああ…」と、含んだような、妙な生返事でした。
醜女は、さらに醜い表情で睨みつけてきました。
いい歳をして注意されたことが、よほど恥ずかしかったのでしょう。
しかし、その後、彼女が芝居中に飲み物を飲むことはありませんでした。
安堵しました。
そして、あんな醜い表情は
金輪際、誰にも見せないでいただきたい、とも思いました。

ともあれ
仁左衛門丈の水右衛門、八郎兵衛は
これ以上ないというほどの極悪人で
それはそれは美しいものでした。
19日に巻いていた右脛の包帯も取れており
安堵いたしました。
脇を固める方々も
一つ一つの大道具小道具も
一音一音の下座音楽もつけも柝も素晴らしく
一瞬でも瞬きをするのが惜しい
聞き漏らすが惜しい
そう思いながらの、あっという間の時間でした。

終演後、ふと我に返り
「明日への悪あがきをしよう」
寄席は休ませていただき
明日の会の仕上げのために
義太夫の稽古に向かいました。
出来損ないの弾き語りをお聞かせすると
師匠は開口一番
「上手く誤魔化してるわねえw」
。。。大変申し訳ございません。。。
「あの。。。誤魔化し切れてないところは。。。」
「ああ、ええっとね。。。ここと。。。ここと。。。」
手直しをしていただきました。
その後2時間ほど音楽スタジオに籠り
握力が限界に達したところで退出
続きの悪あがきは明朝するとしまして
長いような短いような一日が終わろうとしております。

そんなわけで皆さん
よろしかったらぜひ、浅草橋鳥越神社内白鳥会館
『日本素義会』へ遊びにいらしてくださいませ。
会自体は10時より20時までの予定です。
ワタクシメの出番は多分
13時前後であろうと思われます。
※一時間前後の誤差がある場合がありますがご了承ください。
軽食、お茶などご用意してお待ち申し上げております。

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しかし。
古典芸能ってホント面白いです、はい。










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# by erioneesan | 2017-10-28 00:16 | Trackback